緊急カードとは?

緊急カードとは、事故や急病などの際、駆けつけた救急隊員や、その場に居合わせた人など、助けてくれる人に対して、持病があること、服用している薬があること、緊急連絡先や個人情報など、必要な情報を伝えるためのカードです。

英語では「emergency card(エマージェンシー・カード)」といいます。日本語では、緊急連絡カード、救命カードなど、さまざまな呼び名があります。


過眠症には、特発性過眠症のほか、ナルコレプシーやクライネ・レビン症候群など、さまざまな睡眠障害を含みます。

しかし、未だ過眠症の知名度は低く、たとえ医療従事者でも、その症状や注意点について、精通しているとは言い難いのが現状です。

また、患者当事者であっても、たとえ意識があったとしても、自分自身の病状や、併用に注意が必要な薬の情報など、正確に説明できるとも限りません。

本人の意識がない状態で救急搬送されたとき、救急救命士は、一番最初に患者の身元確認のため、配布やパスケースを検めるといいます。

過眠症患者会では、万が一の場合、救命救急の方に持病の情報を見てもらえるように、財布やパスケースに入るカードサイズの「緊急カード」を作成しました。

相互作用するおそれのある薬剤、併用禁忌薬(使ってはいけない薬)など、医療従事者目線で、救急救命時において必要な情報を網羅しています。

ぜひ、いざという時のために、緊急カードをご活用ください。

記入例

緊急連絡先は、優先度順に記入します。輸血や移植が必要なケースを想定して、血縁者を含めて書くと良いしょう。

かかりつけ病院に問い合わせる際は、「診察券番号」があると照会が早いです。

服用薬は正確にリストアップし、併用注意や禁忌は、前もって調べておきましょう。わからない場合は、患者会宛にご質問ください。お調べして回答させていただきます。

全疾患共通・緊急カード

緊急カードを携帯する目的は、救急救命士に「過眠症」であることを伝えるためではありません。飲んでいるお薬や、持病の有無、および気をつけるべきことを端的に伝え、迅速・的確な医療行為に役立てていただくことが重要です。

合併症の有無や、服用中のお薬の種類・用量、配慮が必要な内容などは、人によって違います。

複数種類の服用薬・持病をお持ちの場合は、こちらの「全疾患共通版・緊急カード」をご利用ください。

※外部サイトに移動します。

A4サイズ両面印刷用

切り抜き後、蛇腹に折ってお使いください。

緊急カードプレゼント応募方法

当会の緊急カードは、ご自身で印刷して使用していただくことも可能ですが、印刷済みの緊急カードが欲しい方は、下記の方法でご応募ください。

返信用封筒を用意する
封筒にご自身の住所・宛名を書き、84円切手を添付してください。
応募する
上記返信用封筒を同封のうえ、過眠症患者会宛にお送りください。宛先は「〒231-0836 根岸町2丁目73 過眠症患者会 緊急カード係」、忘れずに84円切手を貼付ください。
カード到着
後日、防水紙に印刷済みの緊急カードをお送りします(お手数ですが、手書き箇所はご自身でご記入ください)。

注:複数枚欲しい場合は枚数を、難病ネットワーク様の全疾患共通版を希望する場合は「汎用版希望」などと、わかるように明記ください。特に記載なければ、特発性過眠症版を2部お送りします。