動悸と怖い夢
今朝もドキドキと激しい動悸がして、恐怖に身がすくんで目が覚めました。
昨夜はリビングで寝落ちしてしまったようで、私は硬い床の上で寝ていました。
恐怖感を伴う悪夢、睡眠麻痺(金縛り)は、レム睡眠に関連する諸症状であり、ナルコレプシーに特徴的なものです。条件によっては、健康な人でも体験することがあります。また、特発性過眠症の一部の人にとっては、普通の人よりは高い頻度で発現することがあるようです。
私は特発性過眠症ですが、稀にこんな風に、心臓が苦しいほどの動悸と、恐ろしい夢を見て目が覚めます。
悪夢の内容
たいていは、熊に襲われる、スズメバチに滅多刺しにされる、など、生き物に殺される系です。熊も蜂も、私の住環境で身近な生き物ではありませんが、ネットやTVなどの情報により、潜在的に恐怖を感じている対象です。追われ、逃げて、隠れ、息を潜め、恐怖に震えて布団にくるまっていても、布団の上がら何度も突き刺され絶命したあたりで目が覚めます。布団を取ったら、また見つかって殺されてしまうのではないか?丸まって布団を被り、息を殺した姿勢で苦しいのに、寝起きは現実と混同して、すぐには動けません。
歯が抜ける夢もよく見ます。歯が欠け、口の中が歯の欠片でいっぱいになり、口の中が砂を噛んだようにジャリジャリして大変不快です。歯を磨き忘れた日など、口の中に不快感があるときにこの夢を見る気がします。
夢占いに夢の意味を求めるのはナンセンスで、ただ単に、脳が、意識・無意識の底から「こうなったら嫌だな」「これだけはあってほしくない」と思っている恐怖を拾い、夢に見せているのだと思っています。
今夜は初めて、子どもが危ない目に遭うシーンを何度も何度も繰り返し見せられました。
子どもたちだけで別行動しなければならないのに、「ママがいいー」とトコトコ必死についてこようとする夢です。危ないからこっちに来ちゃダメ、と説明しても伝わらず、高所にあるスケルトン階段の隙間から転落する、駅の階段で人混みに流され、転倒して踏まれるなど、「ママー!」と泣いているのに、必死に駆け回っても、つながっている道がなくて近づけません。
不安の対象が、自分自身でなく子どもになったことを実感すると同時に、本当に脳は嫌な奴だな、と思いました。人が一番嫌がっているものをわざわざ見せるなんて。
夢はどうしようもない
夢は人に相談できません。心の問題だと思われてしまいます。日々の臨場感あふれる恐怖に疲弊していても、大丈夫、それは夢だよ、の一言で終わりです。怖がらなくていいことはわかっていますが、「夢の中の私」にはそれが通じません。
同じ悪夢で悩んでいる人と怖さを分かち合いたくても、夢の内容は人それぞれ違うので、「あー、わかるー!」とはなりません。
私の場合、どんなに夢見が悪くても、寝た気がしなくても、睡眠だけは十分にとれているので、目覚めたら夢を反芻せず、気持ちを切り替えて起きるしかないのかなと思っています。
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