月経周期に関連した過眠は、多くの女性が経験します。

同義語

月経周期に関連した反復性の過眠を、月経関連過眠症(menstrual-related hypersomnia, menstruation related periodic hypersomnia)といいます。
この病名は、DSM-5には記載がありますが、ICSD-3には載っていません。症状が反復性であることから、便宜上、クライネ・レビン症候群の仲間に分類する人もいます。

症状

月経開始時あるいは月経開始直前に、間欠性の著明な過眠を示します。

原因

初潮を迎えた女性の身体は、約1ヶ月ごとに生理が来るようになり、この周期を「月経周期」と呼びます。
排卵後〜生理前にかけての期間は、睡眠が浅くなるとともに、日中の眠気が強まります。
この傾向は、特に月経前に心身の不調を来たしやすい人でより顕著に現れやすいと考えられます。

対処法

①月経周期を記録する

月経周期を自分で記録することで、睡眠変化が起こりやすい時期を把握することができます。
カレンダーや手帳に記入しても良いし、スマホのヘルスケア機能や、生理日管理アプリを使っても良いでしょう。
可能であれば、毎日基礎体温もつけてみましょう。

②普段の生活スタイルを見直す

日頃の睡眠環境、生活習慣を整え、嗜好品のとり方を見直すことで、月経周期に伴う睡眠の問題を和らげることができます。

③婦人科で相談する

生理痛や排卵痛など、過眠以外にも月経に関連した症状がある場合は、レディースクリニックで婦人科医にご相談ください。

むずむず脚症候群に注意

月経による消退出血で鉄⽋乏性貧血が強まると、むずむず脚症候群になりやすくなります。
むずむず脚症候群は、足のむずつきや不快感により、睡眠が妨げられる睡眠障害です。
月経のある女性は、鉄分の摂取を心がけましょう。