特発性過眠症やクライネ・レビン症候群などの過眠疾患は、昔は疾患分類に病名の記載がなく、傷病として認められていませんでした。
しかし、啓発が進み、一つの病気としての認知が広まってくると、今度は、傷病者であるとして、一部の社会的制約が科されるようになってきました(生命保険の加入などがその代表的な例です)。
一方で、公的な医療助成制度の多くは、未だ、過眠症については利用の対象外となっています。
過眠症は、病気としての認知は広まってきたけれど、医療助成の対象疾患として組み込まれていない、過渡期の疾患であるといえます。
この複雑な社会制度のなかで、過眠症患者が利用できる・できないサービス、および、どのような条件を満たすと対象になり、どういった手続きを踏む必要があるのかなど、患者が真に必要としている情報をわかりやすく、整理していきます。

過眠症と社会生活
過眠症と合理的配慮

合理的配慮とは? 障害者の権利に関する条約(略称:障害者権利条約)は、2006年12月13日に国連で採択され、日本では2014年2月19日に発効しました。 障害に基づく差別には、あらゆる形態の差別(合理的配慮の否定を含む […]

続きを読む
過眠症と社会生活
過眠症と生命保険

生命保険会社 問い合わせ アクサ生命保険(株) 済 メディ・アン(Medi-A×N) アクサダイレクト生命保険(株) 済 朝日生命保険(相) 未 アフラック生命保険(株) 済 イオン・アリアンツ生命保険(株) 済 SBI […]

続きを読む
過眠症と社会生活
過眠症と自立支援医療制度

自立支援医療制度の種類には、①精神通院医療、②更生医療、③育成医療、の3つがあります。 過眠症は、①精神通院医療には該当しないのでしょうか?行政の健康福祉局に聞いてみました! 自立支援医療(精神通院医療)は、精神障害の方 […]

続きを読む
過眠症と社会生活
過眠症とドナー登録

過眠症患者のドナー登録可否について 骨髄バンク様からの回答は以上です。 「日本骨髄バンク ドナー適格性判定基準」における該当箇所については、下記の通り解説します。 ドナー適格性判定基準には、下記の4種類があります。 ドナ […]

続きを読む
過眠症と社会生活
過眠症患者の自動車運転免許について

過眠症になったからといって、一律に自動車の運転が禁止されることはありません。 自動車等の安全な運転に支障のある方については、道路交通法等により、一定の要件を設けて、運転免許を①拒否(与えない)、②保留(一定期間与えない) […]

続きを読む