第8回患者会リーダー養成研修フォローアップ研修会

一般社団法人 日本難病・疾病団体協議会さまの、令和4年度難病患者サポート事業「第8回患者会リーダー養成研修フォローアップ研修会」に参加したのでご報告します。

※2022年1月開催の第11回患者会リーダー養成研修会に、過眠症患者会からは、代表理事2名が出席しました。

実施要綱

研修目的リーダー養成研修受講後の患者会活動での経験を交流するとともに、レベルアップした学習により、患者会の今後の発展に寄与できる人材を育てる。
対象者リーダー養成研修受講者
・難病連や患者会(希少疾患グループ含む)で実際に活動している方
講師NPO法人ささえあい医療人権センターCOML 理事長 山口育子氏
キャンシャー・ソリューションズ(株)代表取締役 桜井なおみ氏
NPO法人ASridRDD日本開催事務局 西村由希子氏
JPA顧問/難病支援ネット・ジャパン 伊藤たてお
日時2023年2月4日(土)午後2時~5時
          交流会5時15分~6時45分
2023年2月5日(日)午前9時~午後12時
会場ZoomによるWeb開催
定員20名
参加費無料
2月4日(土)プログラム
13:30 接続(受付)開始
14:05 開会挨拶 JPA 副代表 陶山 えつ子(熊本難病・疾病団体協議会)
14:10「患者力を高め積極的な医療参画を実現するために」
講師 NPO 法人ささえあい医療人権センターCOML
理事長 山口 育子 氏
15:10 10分休憩
15:20「患者体験を新しい価値に変換する」
講師 キャンサー・ソリューションズ株式会社
代表取締役社長 桜井 なおみ 氏
16:20 10分休憩
16:30 参加者自己紹介
17:00 1 日目終了 終了後交流会
17:15
~18:15
交流会
進行 JPA 副代表 陶山 えつ子
2月5日(日)プログラム
8:30 接続開始
9:00 「海外における患者会活動」
講師 NPO 法人 ASrid 理事長/RDD JAPAN 事務局長
西村 由希子 氏
10:0010分休憩
10:10「患者会の社会的役割を考える」
※講義内でディスカッション
講師 JPA顧問 伊藤 たてお(全国筋無力症友の会)
11:40閉会挨拶 JPA 副代表 陶山 えつ子(熊本難病・疾病団体協議会)

「患者力を高め積極的な医療参画を実現するために」山口育子氏

  • 項目別相談件数(2021年度)のなかで、「ドクターへの不満」が突出している。
  • その理由として、各職種の専門性・役割を、患者・家族が知らないことが挙げられる(例:薬→薬剤師、リハビリ→理学療法士、公的支援→行政、悩み相談→患者会、という役割の期待がすべて、医師に一極集中し、不満につながっている)
  • 【インフォームドコンセント】難解な説明→理解できなかった→医師の説明不足、とされてしまう。同じ表現でも患者と専門家ではイメージが乖離(例:コロナの「軽症」)、「血管の走行」「神経が障害される」など日常使わない表現、数字の理解にギャップ(例:10%→10人に1人=多いと思うか、10%の降水確率では傘を持たない=低いと思うか)、など→理解を阻むポイントがある
  • 臨床研究等における患者・市民参画のためには、「賢い」患者・市民の委員養成の必要性→医療をささえる市民養成講座医療関係会議の一般委員養成講座
  • 臨床研究では研究者と患者・市民がパートナーとなって、研究の計画、デザイン、管理、評価、結果の普及にかかわるべき

「海外における患者会活動」西村由希子氏

「自己紹介」や「交流会」を含めその他全般

参加者リスト

No参加回地域団体疾患名
17回神奈川県つくしの会(全国軟骨無形成症患者・家族の会)2型コラーゲン異常症関連疾患
210回東京都LCAT欠損症患者会LCAT欠損症
37回東京都ギラン・バレー症候群患者の会ギラン・バレー症候群
411回岐阜県一社)日本ALS協会ALS
511回神奈川県NPO法人日本過眠症患者協会特発性過眠症
611回栃木県ALS座談会ALS
76回奈良県大阪脊柱靭帯骨化症友の会(大阪OPLL友の会)頸椎後縦靭帯骨化症・胸椎腰椎黄色靭帯骨化症
812回兵庫県大阪脊柱靭帯骨化症友の会(大阪OPLL友の会)後縦靱帯骨化症(胸椎)
97回栃木県とちぎ難病相談支援センターシェーグレン症候群、関節リウマチ
1011回千葉県日本ALS協会ALS
1110回東京都全国SCD・MSA友の会脊髄小脳変性症・多系統萎縮症

参考URL

著者

藤 崎 友
藤 崎 友
過度の眠気による不登校・定時制高校を経て、慶應義塾大学卒業後、IT企業入社。Webサイト制作・プログラミング歴10年。集客マーケティングに特化した広報デザイン、Webデザイン、ロゴデザイン技術習得。他、英検準一級の語学力と睡眠健康指導士の知識を活かし、睡眠情報の翻訳等を手掛ける。

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